前回、Vrewというアプリを使って、AIにショート動画を生成させる方法をご紹介しました。
このショート動画の台本(ナレーション原稿)もAIに作ってもらったほうが効率的ですよね?
今回は、ChatGPTを使ってショート動画の台本を生成するやり方を解説していきます。
ChatGPTにショート動画の台本を書かせるプロンプト指示文
まずはプロンプト指示文の例をご覧ください。
最新のChatGPT-4oであれば、こんなプロンプトで台本を書かせることができます。
あなたは一流のインフルエンサーです。 以下の【テーマ】についてわかりやすく 【前提条件】と【制約条件】を守って ショート動画の原稿を【出力条件】に従って書いてください。 #テーマ TikTokでフォロワーを集める方法 #前提条件 20代の若者に向けて #制約条件 丁寧な言葉で #出力条件 30秒以内のナレーション原稿
この指示文をChatGPTに貼り付ければ、台本が出来上がります。
自分でもカスタマイズできるように指示文の内容を解説しますね。
#テーマ
テーマはショート動画全体の内容を決める指示です。
作りたい動画のテーマを自由に書けば、AIが理解してくれます。
#前提条件
ショート動画は様々な年齢層のユーザーが観ることになります。
ターゲットとなる年齢層を絞っておいたほうが効果的です。
#制約条件
制約条件として、全体的な言葉使いを指定します。
「丁寧な言葉で」「わかりやすい言葉で」「親しみやすい言葉で」など、自分が求めている雰囲気を指定してください。
#出力条件
この例では「30秒以内のナレーション原稿」としています。
ChatGPTはちゃんと30秒で収まるくらいの文字数で台本を書いてくれます。
15秒以内の動画にしたかったら「15秒以内のナレーション原稿」とすれば対応してくれます。
ChatGPTがうまく台本を書かない場合
上記のプロンプトで指示しても、ChatGPTがうまく台本を書いてくれないことがあります。
例えば、一世代前のChatGPT3.5を使うと、上記のプロンプトではうまく書いてくれません。
その場合は、「テーマ」「前提条件」「制約条件」「出力条件」をひとつの文章にして、このようなプロンプトにすると台本を書いてくれるはずです。
「TikTokでフォロワーを集める方法」についてわかりやすく、若者に向けて丁寧な言葉で、30秒以内のナレーション原稿を書いてください。
ChatGPTに台本を書くプロンプト指示文を送る
では、ChatGPTを開きましょう。
「ChatGPTにメッセージを送信する」のところにプロンプト指示文を貼り付けて送信します。
すると、ChatGPTが台本を書いてくれます。
今回の例ではこのような台本が出力されました。
こんにちは!今日は、TikTokでフォロワーを集める方法をお教えします。
まず、自分の個性を活かしたコンテンツを作ることが大切です。
次に、トレンドに敏感になりましょう。流行のハッシュタグや音楽を使うことで、多くの人に見てもらえます。
そして、定期的な投稿を心がけてください。フォロワーとのコミュニケーションも忘れずに。
コメントに返信したり、ライブ配信で交流することで、親近感を持ってもらえますよ。
これらのポイントを抑えて、楽しくTikTokライフを送りましょう!
ほとんど、このまま使えるような台本になっています。
ちょっと書き直せば、より効果的になるでしょう。
ChatGPTに書かせた台本を調整する
ChatGPTが書いた出だしの部分
こんにちは!今日は、TikTokでフォロワーを集める方法をお教えします。
日本のショート動画でこの出だしだと、視聴者はすぐに再生をやめてしまいます。
もっとインパクトのある出だしに書き直しましょう。
例えば、
TikTokでフォロワーを増やす方法。これを守るだけでフォロワーが間違いなく激増します。
これくらいのインパクトがある出だしにしないと観てもらえません。
特にショート動画では最初の2〜3秒で、観てもらえるかどうかが決まります。
台本の出だしをどのように書き換えるのかは、同じジャンルのショート動画を分析して、どういう言葉を使っているのか分析すると効果的です。
それと、ChatGPTが書いた最後の文
これらのポイントを抑えて、楽しくTikTokライフを送りましょう!
こういうまとめ方は、ショート動画に必要ないので削除しましょう、
ChatGPTに書かせて、調整した後の台本はこのようになります。
TikTokでフォロワーを増やす方法。これを守るだけでフォロワーが間違いなく激増します。 まず、自分の個性を活かしたコンテンツを作ることが大切です。 次に、トレンドに敏感になりましょう。流行のハッシュタグや音楽を使うことで、多くの人に見てもらえます。 そして、定期的な投稿を心がけてください。フォロワーとのコミュニケーションも忘れずに。 コメントに返信したり、ライブ配信で交流することで、親近感を持ってもらえますよ。
台本ができたら、次は動画を制作していきます。
最初にご紹介したように、ショート動画もAIで作ることができます。
ぜひ試してみてください。